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コニャックを求めてMARTELLへ

コニャックは、白ワインから造られる蒸留酒。シャンパーニュと同じようにお酒の名前で、地名です。この旅で一番楽しみにしていた場所です。

この時期(1月から3月)、個人の見学を受けていないドメーヌがほとんど。ネットで調べて、電話をしてを繰り返しました。訪れたのは、MARTELL。とりのマークがシンボルの老舗のコニャックのドメーヌです。

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MARTELLに電話をすると担当の人はいないけど、たぶん大丈夫よって。その一言で切符も買ったのに、当日の朝確認の電話をしたら、無理と言われました。すこしやりとりをして、その日、たまたまフランス人の団体客が来るからって見学ができることになりました。・・ほっ。

約束の時間より前についたのに、肝心の団体客が14時半の約束なのに、現れない・・・。

不安になっていると、15時を過ぎたころ、受付のマダムがやってきて、団体客はキャンセルになったとのこと。でも、せっかく来てくれたからって、わたしたちと明日から働くという社員のほぼ貸切見学を決行してくれました。あなたたちラッキーねを繰り返しながら・・。





コニャックは、白ワインを蒸留してつくります。この地方で作られるワインはそのままでは、酸味が強すぎるためこの方法になったのだとか。
白ワインを100度で熱して、冷やしてろ過してを2回ほど繰り返します。そうしてできたお酒は、EAU DE VIE(命の水)と呼ばれます。透明な液体。
これを樽に移して寝かせると、木の香りと色がついてあのブランデー独特のきれいな琥珀色になります。この樽も新しい樽で何年間かそのあと古い樽へ移してと、造りたいブランデーによって使い分けているとのこと。奥が深いです!

コニャックを求めてMARTELLへ_d0024264_11275499.jpg樽に寝かせられるのは一定の期間。そのあとは瓶詰めして保存します。寝かせる期間や樽の古さなどによっても色は変わります。ワインと違って瓶のなかでの変化はないお酒です。写真は、検査用に保管されてるボトルたち。




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記念ボトルは、バカラのボトル、ふたが24金と高貴なお酒であることをアピール。ガラスのケースに入ってまるで宝石みたい。

見学は、創設者の住んでいた家、ぶどうの品種、育つ過程、樽の作り方、蒸留器など実物とスライドで説明してくれました。最後には、試飲もあり。
老舗だからできる設備なんだろうなぁと思いながらも、あまりにすごくて博物館のようでした。日本では、ヘネシーのほうが有名ですよね。このMARTELLにも日本人はあまり訪れないとのことでした。でもね、大歓迎と言っていたので、興味のある方はぜひ!!


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コニャックのイメージってこんなかんじ。食事のあとのコーヒーを飲んだ後、革張りソファーでゆっくり時間をかけていただきたいものですよね。

コニャックから次はどこへ?ボルドー旅行記もうすこしつづきます。
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by latartine | 2006-02-11 12:25 | VOYAGE
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